熱性けいれんについて

熱性けいれんは、生後6ヶ月から5~6歳までの乳幼児の発熱時に多く (生後6ヶ月から3歳までで60~85%)、7歳以降ではほとんど見られなくなります。発熱時に、目を上転し、両手足が硬くなり、ガクガクと震えるように動いて意識が無い状態になります。けいれんは通常数秒から数分(10分以内)で治まり、その後泣いたり、眠ったりします。熱が上がってくる時に痙攣を起こすことが多く、熱が上がり始めてから2日以内に認められます。(発熱が2日以上持続している状況では、認めにくいです。)熱性けいれんの原因ははっきりとはわかっていません。乳幼児期の脳神経細胞は成長過程であり、発熱時に脳神経細胞で異常な電気刺激が発生、これが痙攣を引き起こすのではないかといわれています。すべての子供の4~8%に見られ、遺伝性が報告されています。つまり、両親が小さい頃に熱性けいれんがあると、子供にも熱性けいれんが起こりやすく、兄弟姉妹に熱性けいれんがある子供も、同じ症状が出る可能性が高くなります。

 

痙攣が起こった時の対処方法

  • 1)衣服をゆるめて顔を横に向けて、呼吸のしやすい状態にする。
    2)痙攣の持続時間、左右対称に痙攣しているかどうか、脈や体温の確認。
    3)軽く声をかけたり、肩をたたいたりして意識状態を確認する。

    熱性けいれん全体のうち、約半数は一生のうちで1回起こすだけです。
    しかし、30%程度は2回、10%程度は3回以上繰り返します。
    4回以上、熱性けいれんを起こす人は10%以下といわれます。

    ただし、以下の場合は単純な熱性けいれんでない可能性が高くなりますので、病院での管理(入院など)が必要になります。

    1. 痙攣に左右差がある(右と左でバラバラ)
    2. 痙攣が20分以上持続する。
    3. 一回の発熱で痙攣を繰り返して起こす。
    4. 痙攣がおさまった後、目の動きが変、手足(どちらか一方でも)を動かさない等の症状がある。
    5. 痙攣が治まってもからもなかなか起きなかったりする場合(つねったりして刺激を与えても)、
      覚醒してもすぐに眠ってしまう

    多くの熱性けいれんは一生に1回で終わりますが、予防法として、ダイアップ(成分名:ジアゼパム)という痙攣を抑える坐薬を発熱時に使用することがあります。熱性けいれんは熱が上がる時に多いので、37.5℃程度の時にダイアップ坐薬を使用し、8時間後に発熱が続いている時には再度投与します。(通常はこれで終了です。)

    この予防法は通常2年間痙攣がない時点で終了としています。ダイアップを使うと、ふらつき、興奮、眠気などの副作用がみられるため、転倒などに注意が必要となります。ダイアップの使用により、再発率は約3分の1に減らせます。熱性けいれんの予防を行うかどうかは、痙攣の頻度、持続時間、年齢などで変わってきます。

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